家(ふるさと)がなくなる!? 〜縁結び家系図やができるまで〜

飯館村から、◯◯家が消滅!?

縁結び家系図やがスタートし、家系図をつくりたいお客様に「どうして家系図をつくりたくなったのですか?」と伺うと、こんな話をしてくださいました。

『飯舘村には戻れない。飯舘村の家は、自分の代で終わるかもしれない・・・。だから、今、私が、家系図を作って、子や孫に残さなければならない。伝えなければならない。これだけは、元気なうちにやっておきたい。』 
Aさん(70代男性)

Aさんは、家(ふるさと)が無くなる喪失感と、自分が村に戻らず、申し訳ないという気持ちから、家系図に残そうと決意されました。

すでに飯館村からは300戸超の家が消えた?

こんなデータがあります。

・避難前の世帯数 1,715戸
・現在、飯館村へ住んでいる世帯数 763戸
 ※避難指示解除後、3年半経過
 ※飯舘村役場へ聞取り。宅地約3300筆のうち、約4割が更地となったとの回答から推計


1,715戸の約2割(300戸超)が住宅取壊し更地になりました。
更地になるということは、家がない、帰ることができる家がないということです。
300戸超の〇〇家が飯舘村での歴史を閉じてしまうのです。 

依頼者の想いをじっくりと聴く

ひとくくりに家系図をつくると言っても、理由やきっかけは様々です。
当店では、ご依頼を受けると、1時間程度かけ、「どうして家系図を作りたくなったのですか?」とじっくりとお話を伺い、その理由や、経過、本当はこうなったらいい。など、いろいろなことを聴きながら、縁結び家系図やとしてできることを提案することを心がけています。

縁結び家系図やは、家系図+家族年表・自分史・家族史で○○家を子孫に引き継ぐお手伝いをいたします。 

この記事を書いた人

店主 横山秀人